不動産を相続した場合は相続登記は早めに行いたいところです。急がなくても良いと考えている人もいるかもしれませんが、その間に新たな相続が発生しないとは限りません。そうなると、より手続きは複雑なものになります。さらに、2024年からは相続登記も義務化されますので、やはり早めに進めていくほうが良いでしょう。
手続きでわからないことがある場合は法務局への相談がおすすめです。費用も気になるところですが、法務局なら無料で応じてもらえますので、どのような書類が必要なのかなど、わからないことがあればしっかりと確認しておきましょう。相続登記の具体的な費用では登録免許税があげられます。これは、固定資産税の評価額に0.4パーセントを乗じたものになります。
自分で手続きをする場合は、このほかでは戸籍謄本などの必要書類を取得する費用があります。書類の取得費用は数百円など、それほど高いものではありませんが、多くの書類を集めるとなるとそれだけ多くの出費になります。自分で手続きを行うのが困難な場合は、司法書士に依頼するとスムーズです。この場合は司法書士への報酬が発生します。
相続登記については、無料で相談に応じてくれる事務所もありますので、報酬がどれぐらいになるのかを確認しておくと良いでしょう。自分で行うよりも費用は高くなりますが、遺産分割協議で揉めている場合や、長期に放置していたために相続がより複雑になった場合もスムーズな相続登記ができます。