相続登記の相談で弁護士や司法書士に支払う費用の相場は、税抜きで1回あたり4千円から5千円程度です。料金を支払えば、30分から60分程度の時間をつくって話を聞いてくれます。ただし、あくまで相場であり、事務所によっては無料としていたり、逆に相場より高い料金を設定している所があります。公式Webサイトに料金が掲載されている場合があるので、相続登記の相談先を決めるときの参考にしましょう。

もし、話し合う中で手続きの一部もしくは全部を弁護士や司法書士に任せることにした場合は、より多くの費用がかかります。登記手続きのみを専門家に任せる場合の報酬は3万円から7万円程度が相場ですが、一連の手続きも全て任せる場合だとケースによっては10万円を大きく超える出費となることがあります。相続登記の相談料は、業務を依頼した場合は完了後に支払う報酬に含まれる形になり、実質的に無料となります。事務所によっては、業務遂行中は何度相続登記の相談を行っても料金が発生しない場合があります。

相続手続きは、民法をはじめとした法律の規定にのっとって行わなければなりません。相続人自身で手続きを行うと、一連の流れで発生する費用を最小限に抑えられますが、法律の知識に乏しいと首尾よく完了させることは難しいです。出費を抑えることは重要ですが、弁護士や司法書士の知恵を借りることまで躊躇するべきではありません。詳しい専門家のところへ行って、しっかりとしたアドバイスを受けましょう。

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