相続登記という言葉をご存知の方は多いでしょう。相続する財産の中に不動産があった場合に、その不動産の所有者を相続人の名義にすることをこう呼びます。この相続登記は元々義務ではなかったのですが、所有者不明の不動産が多くなったため、2023年から義務化されることになりました。ではこの相続登記は、誰に頼むべきでしょうか。

それはやはり登記の専門家である司法書士です。ですから不動産を相続した場合は、まず司法書士事務所に相談してみるといいでしょう。ほとんどの場合面談、または電話での相談ができるようになっています。もちろん法務局でも相談はできますが、あくまでも登記のやり方についてであり、登記が前提の法律絡みの質問には、必ずしも答えてもらえないこともあります。

この場合、弁護士ではダメなのかと思う人もいるかもしれません。もちろん弁護士に問い合わせてもいいのですが、不動産登記の手続きは司法書士の仕事であるため、最初から司法書士に頼んだ方がいいでしょう。また弁護士が、司法書士を紹介してくれることもあります。費用は不動産の評価額や件数によって変動しますし、着手金や報酬も加算されるので、相談の際にきちんと確認しておくようにしましょう。

ただ弁護士に依頼した方がいいケースもあります。相続登記に限らず、相続はとかくトラブルを招きやすいものでもあります。相続人の間でトラブルになりそうな場合、このような時は迷わず弁護士に相談するようにしてください。

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