基本的なおせちの歴史

お正月とは年神様をお迎えする新年の祝賀行事です。そのため本来の意味ではおせち料理はお迎えした年神様にお供えするための料理を指します。お正月行事自体は奈良時代からあり江戸時代に入ってから裕福な江戸の商人たちから徐々に庶民に広まっています。その過程でお正月の時期はいつもは家事で忙しい女性もお休みするため歳末におせち料理を作っておくことになりました。

また新年にやってくるさまざまな神様のうち「かまどの神様」にも三が日をお休みしてもらうため(料理をしないこと)でもあります。おせちはお正月に食べる都合上スタンダードなものは保存がきくものに占められています。また使用される材料は縁起がいいものを使われるのが一般的です。元来丈夫・健康を意味する言葉「まめ」は【黒豆】に。

【昆布巻】は「喜ぶ」の言葉に。【数の子】は二親(ニシン)から多くの子が出るのでめでたい所。長生きの象徴【えび】など様々な縁起担ぎの料理のセットになっています。おせち料理は日本の懐石料理と同じくコース料理の側面があり大きく分けて、「祝い肴」「口取り」「焼き物」「酢の物」「煮物」の5種類にわかれています。

地域によって品数は異なりますが全て揃えると種類は全部で20種類から30種類に渡ります。その入れ物の仕様としては本来はおめでたいことが重なるという意味で縁起の良い三にもう一段重ねた四重が基本です。呼び方は一の重」「二の重」「三の重」「与の重(四は死を連想させて縁起が良くないとされるため当て字)」と呼びます。しかし現代では三重や五重などお重の数もさまざまとされています。

返信を残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です