おせち料理の献立の意味

お正月のお祝いに準備する料理をおせち料理といいます。一般的に献立は重箱に詰められ、重箱の段数も盛りつけ方にもルールがあります。地域により違いはあるものの、盛り付ける食材には祝い肴と呼ばれる黒豆、数の子、田作りをはじめ、縁起のよいとされる食材を使用した献立が並びます。おせちには祝い肴の他に、エビやタイなどの縁起物の食材を献立に使用しますが、それらを使用するのは理由があるからです。

エビは腰が曲がるまで大丈夫という長生きを祈願した縁起かつぎで、鯛のめでたいに通じるところがあります。紅白蒲鉾と伊達巻、栗きんとんはその見た目の派手さと豪華さから、新しい門出にふさわしいものとして献立に選ばれています。レンコンは穴が開いているので先が見えて縁起がよいとされ、里芋は子宝を願って選ばれ、これら根菜は季節の野菜と一緒に煮ものにされることが多く、煮しめや筑前煮などに使用されています。琥珀なますはニンジンと大根の赤白がめでたいとされ、昆布巻きは喜ぶという語呂合わせから選ばれています。

おせち料理にはお正月特有の新年のお祝いを祝う独特の味わいがあり、日本の風物詩として古来から親しまれていました。現在のおせちはお正月のお量という色合いが濃くなり、祝い肴以外の部分は自由にアレンジが施されていて、和食と洋食の組み合わせのメニューも多くなってきています。おせちのメニューは様変わりしても、お正月を祝うという伝統は、今も昔も変わらず楽しまれています。

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